記者No.209


新外部ライターの記事

(大学生 商経科 2回生)記


2023.12.01-2
季節は巡る
11月が終わろうとしている。
昨日は暖かかったが、今日は朝から冷え込んでいて起きるのが辛かった。これからますます寒くなり、布団から出るのに勇気がいる日が増えるのかと思うと滅入る。朝から大なり小なり勇気を出さなければらならない日が続くなんて。
冷たい北風を感じながら自転車で走っていると紅葉真っ盛りの街路樹の地面に落ち葉が落ちていた。

春に若葉をつけ、夏は緑の葉で生い茂り、秋が過ぎ、これから冬を迎えようとしている。厳しい冬の間にわざわざ枝だけになる木々を不思議に思い、母に尋ねたことがある。
落葉樹は、冬の間に葉を落とすことで太陽の光を全身で浴びることができ、それで春に新葉が出るのだと教えてもらった。それ以降、辛抱強く冬を耐え、春を待つ木々たちに毎年勇気をもらっている。

自然は不思議と発見に満ち溢れている。(新外部ライター 209 大学生 商経科 2回生)記                  


2023.11.22
以楽公園
家の近くにある以楽公園が解放中であることを知り、母と散策しに行ってきた。
毎年、春と秋に一般開放されている。(9日〜23日、10時〜16時まで)

普段は池を一周することは出来ず、入口付近から見ることしかできないが、そこからでも四季折々の美しい庭園を眺めることはできる。
この公園は、京都の東福寺方丈庭園や光明院庭園などを手がけた作庭家、重森三玲の作品だそうだ。中央に自然の湧水による苑池を囲み、曲水、滝石組の築山、四方に春夏秋冬を表現した平安式の日本庭園である。
快晴の中に色づく木々は美しく、特にもみじが見頃であった。

ベンチに座り持参していたお湯をインスタントのくず湯に注ぐ。池を泳ぐオシドリ、水面に映る紅葉、降り注ぐ陽の光。最高のロケーションを満喫し、ふと、スプーンを忘れたことに気付く。仕方ない、枯れた枝を使い混ぜた。それも笑える。
命の洗濯をしたそんなひと時であった。(新外部ライター 209 大学生 商経科 2回生)記 


2023.11.18
あきめく
6日は母の誕生日だった為、いつもの花屋へ花束を買いに行った。
美しい花束をプレゼントし喜んでいた。いくつになっても母の笑顔は最高だ。常に一番身近な存在であり、良き理解者であり、何よりも同じ女性として憧れる存在である。

今年は11月に入っても暖かい日が続き木々の色づきも今ひとつ感じられない。
しかし、庭のハナミズキなヤマボウシの木は紅葉し、先日、家のヤマボウシの木の枝に落葉した葉がひっかかっていた。その二枚の葉が同じ模様で、なんとも面白く写真を撮った。

同じ日、自転車で走っていると管理されていない草むらにススキをみつけた。そのすぐ横にはハギの花。秋の七草をその場で2種類も見ることができなんとも珍しい光景だと思い撮影した。
最近はこういった雑草や木々が無造作に広がる場所を否応なしに排除されてしまっているように思う。時としてこういう場所があっても良いのではないかと感じる。(新外部ライター 209 大学生 商経科 2回生)記 


2023.11.11
市の花「菊」
先日、村野サプリに行った時、旧校舎内で菊人形を製作している団体を見かけた。
「ひらかた市民菊人形の会」というボランティア団体だった。
菊の香りが部屋いっぱいに漂っており、黙々と製作している方に撮影の許可をもらいしばらく作業する姿を眺めていた。
短く切った菊を藁のような物で数本ずつ束ね、着物の土台に差し込んでいく。
なんとも根気のいる作業だ。
「興味があるならぜひ。」と声を掛けてくださったが到底、私にはできそうにもない。
話をしながらも手を休めることなく作業されていた。

既に完成された菊人形は枚方市役所前でお披露目されているとのことで、翌日、見に行ってみた。
今年の大河で放送中の徳川家康がテーマで市役所の前では2場面設展示され、枚方市駅の2階コンコースでも見ることができた。

イメージする人物に合わせ配色が考えられた菊の花の着物はどれも美しく見る人を楽しませる作品であった。(新外部ライター 209 大学生 商経科 2回生)記 


2023.11.09-2
ドジョウが出てきてこんにちは 
いつもの田んぼ道を自転車で走っていると、田んぼに沿って用水路が流れている。
以前から溜まった水の中を網で捕まえようとしている親子連れを見かけ、一体こんな汚れた水の中、何がるのか不思議に思っていた。
濁った水の色からはそこに生き物がいる気配はあまり感じられない。
しかし、黒い大きめのタニシのような物は目で見て認識できる。
今日は子どもたちが網やバケツを持って捕まえていた。

自転車ですれ違ったが、何がいるのか気になり再び引き返して子どもたちに話しかけてみた。 自慢げに見せてくれたバケツの中にいた物はドジョウとメダカだった。

透明のケースの中のドジョウを見て、夢中になる気持ちも分かる気がした。
想像以上の水の透明度には驚いた。
子どもたちの良い遊び場であるこういう場所が最近は減ってしまった。
気をつけて遊ぶよう声を掛け無我夢中の子ども達と別れた。(新外部ライター 209 大学生 商経科 2回生)記                 


2023.11.07-2
切り絵の世界
絵本作家・切り絵作家のたけうちちひろさんの展覧会が枚方市芸術文化センター内のひらしん美術館で開催されていた為、最終日に観に行ってきた。
枚方在住で枚方のPR大使でもあるたけうちさんは枚方限定オリジナル原付ナンバープレートのデザインをされている作家さん。
小さなハサミで200種類もの色画用紙から作品を完成させるそうだ。地道な手作業を考えると気が遠くなる。

会場の作品はどれも細かく、「かわいい!」
それは切り絵だからこその「かわいい!」なのかもしれない。一定の形とパーツの組み合わせにより完成する作品から生まれるかわいらしさ。
デザイン性が高く、もはやアートであった。

最近の絵本はアート的な作品が多く見られると感じる。たけうちさんの絵本においてもそういった要素を兼ね備えているように思う。
因みに先日の谷口とものりさんもそのうちの一人だと感じた。
「絵本」ってなんだろうと改めて考えさせられた。(新外部ライター 209 大学生 商経科 2回生)記


2023.11.01-3
ハッピーハロウィン 
先日、1号線沿いの電気店の駐車場にて白い蜘蛛をみつけた。
クチナシの葉を白い小さな蜘蛛が歩いていた。
虫は苦手な方だが不思議な虫に出会うとじっくり見入ってしまう。
今日はハロウィンなので珍しいホワイトスパイダーもぴったり。

28日に枚方T-SITEの蔦屋書店にて四條畷に在住の絵本作家、谷口とものりさんのイベントがあった。
ウクレレ奏者のゼロキチさんとの読み聞かせライブとライブペインティング。落ち着いた雰囲気にぴったりのイベントだった。

主役が谷口さんのイベントではあったがウクレレの音は心地良く谷口さんの絵本の世界観がより広がった。
そう、それはステーキの横に添えられたグラッセ。
そんな感じがした。
そして、「やっぱりウクレレは良いなぁ。」と思った。
家に帰り、半年前に買ったウクレレをケースから取り出し、ポロンと音を鳴らしてみた。(新外部ライター 209 大学生 商経科 2回生)記                


2023.10.16-2
パンサーズがある町 
昼前、バイトに向かう時にパナソニックアリーナの前を通った。
すると体育館前に長蛇の列。
どうやら今日はパンサーズの試合があるようだ。
それにしてもすごい人の数であった。
しかも、女子率の高いこと!
思わず自転車から降りて撮影してしまった。
その後、枚方公園からパナソニックアリーナに向かうすれ違う人たちを自転車に乗りながら本当に女子率が高いのか。データーをとっていた。
すると10人中男子は2人だけ。
その後も10人中、男子は2人。次は10人中4人。
そんな感じだった。 やはり女子率は高かった。

今朝の朝日新聞に下北沢成徳高校元監督の小川良樹さんの記事が載っていた。女子バレーで12度の全国制覇を果たした監督が、怒って選手に言うことを聞かせようとしていた指導から今年3月に退任するまで、「怒らないし、褒めもしない。見るだけ。」の指導に切り替えた指導法が書かれており、とても興味深い記事であった。(新外部ライター 209 大学生 商経科 2回生)記


2023.10.14-2
桜咲く
先日、自転車でいつもの道を走っていると遠くから見た桜の木に白い物がついており、不思議に思った。
その桜の木は最近元気がなく、本来なら紅葉をし始めるための葉が木についている時期であるのに、丸坊主で「病気なのかもな。」と心配し、日頃から見ていた。枯れ枝が目立つ中でところどころについた白い物は驚くことに桜の花だった。

これまでこの場所で秋に桜を見たことが無かった為、初めて見た桜を不思議に感じた。そもそもこの桜の木は秋に咲く品種の桜だったのかもしれない。それにしてもぽつりぽつりと咲く姿は弱々しく儚い。
101日は衣替えだった。我が家では朝から肌寒く冬服の制服を着る、着ないで一悶着あった。
「誰が決めたん?着ていく行かないは自由やん!!」というJKに言うすべなし。
「日本本来の。」では古めかしい考え方なのだろうか。
桜はいつの時期に咲くも良い。でもやっぱり春の桜に勝るものなしである。(新外部ライター 209 大学生 商経科 2回生)記


2023.10.13-2
数日前、枚方市駅近くの駐車場で御輿の準備をしている人たちを見た。
神輿の屋根部分に積み重ねられた紅白の布団に目がつく。布団太鼓だ。
近くの掲示板にふとん太鼓巡行のポスターが貼ってあった。

当日の午前中、どこからか太鼓と共に賑やかな掛け声が聞こえ、窓の下を見ると大きな布団太鼓が見えた。その後ろには子ども御輿が続き、どちらも立派であった。
布団御輿について調べてみると、布団御輿は江戸時代頃より河内木綿が主産業であった河内地方で生まれ泉州、瀬戸内海へと伝播したらしい。
宿場町がある枚方では、ふとん太鼓の巡行を奉納することで宿場町の発展と安全を祈願し、農作物の豊作に感謝し宿場町を練り歩いた布団太鼓は300年前から続く伝統ある祭りで枚方市の有形文化遺産だそうだ。

布団太鼓は紅白の布団が縁起良く、より見物者の心を熱くし元気がもらえる気がした。(新外部ライター 209 大学生 商経科 2回生)記
(@編集者より。このメールは10月9日(月曜)に受け取りました。編集の都合で今日の掲載になりました。また布団太鼓は蒲団の字もありますが布団にしました。)


2023.10.05
光善寺駅
久しぶりに光善寺の駅を自転車で通った。
以前から駅前開発の影響で駅の周りにあるお店が次々に閉店され、昔から地元の人に親しまれていたお店も一つまた一つと消え、変わってしまった。
駅前スーパーだった所に新しく「ひらら」という建物が新しく建てられ、建設中だった。いずれ、スーパーや商業施設が入るらしい。

どんなお店が入るか、まだ分からないがすぐ隣りにあった「光善寺のケーキ屋さんと言えば!」のケーキ屋さんは54年という歴史に幕を下ろし完全に閉店されてしまった。
趣きある建物は未だ壊されずにわびしくひっそりと建っていた。

光善寺の駅に停まる傾いた京阪電車の光景もいずれ見れなくなるのかと思うと寂しい。
将来、光善寺も枚方公園も高架駅となるそうだ。踏み切り事故が無くなり安全な駅前となるであろう。時代と共に、駅前の様子も行き交う人の風景も大きく変わっていくであろう姿をしっかりと見守っていきたい。(新外部ライター 209 大学生 商経科 2回生)記 


2023.10.01-2
中秋の名月
今日(9月29日)は中秋の名月。しかもぴっかぴかの満月であった。
満月を眺めに月がよく見える公園に出かけた。
月明かりに照らされてしばらく日光浴ならぬ月光浴をしていた。昼間の暑さからは感じられない秋風が気持ちよく、鈴虫が鳴いていた。
電灯が明るいので暗い場所を見つけてみたが、どこも辺りは煌々としており、また、それは安全であるという証でもあることに気付かされた。
昔は今のように明るくなく、月明かりを頼りに暗い夜道を歩いていたであろう。不安ながらも月の光にどれだけの安心感を感じていただろう。闇夜を穏やかに優しく照らす月は今も昔も変わらない。ただその光を感じれる機会は確実に減っている。

そんなことを思いながら満月を見ていた。
月の光を見ているとまるで、自分にスポットライトが当てられている気分にもなった。それなりに今週を乗り切った私。それだけでも、今日は褒めてもらえているようなお月見であった。
(新外部ライター 209 大学生 商経科 2回生)記 
(@編集者より。このメールは9月29日(金曜)午後10時に受け取りました。編集の都合で今日の掲載になりました。)


2023.09.30
街中に咲く花は
気付けば9月が終わろうとしている。この9月は怒涛の日々であった。
忙しいながらも充実しており、実りの秋にふさわしい収穫の多い月であった。
今朝、枚方市を歩いていると駅前のバスロータリーにキバナコスモスが咲いていた。
少し前に土を掘りおこし新しい苗を植える作業をしているのを見かけた。暑い日差しの中での作業に大変そうだな、と思った。
その時に植えたキバナコスモスが今、満開に咲いている。

その背景に建つTSITE、建築中の高層ビル。
スマホの画面に1枚の絵として収まった時、全てが出来上がった線の重なりの構図から成り立っていると感じた。

ただそこに咲くキバナコスモスからは、かすかな秋風に吹かれ、自然美を感じさせられた。
帰ってからキバナコスモスの花言葉を調べてみると「野生的な美しさ」「自然美」と知り街中のビル群に咲くそのインパクトに妙に納得してしまった。(新外部ライター 209 大学生 商経科 2回生)記 


2023.09.20
ウェルカム ジャパン
我が家にオーストラリアからホームステイの高校生がやってきた。
7月終わりに受け入れが決まってから、引越し並みに片付けをし、狭い我が家ながら気持ち良く迎えられるよう汗水たらし、家具を移動させ一部屋をあけることができた。
やってきたその子は183cmあり、緑の目をした金髪の高校生。イザベラと言い、「ベラ」と呼んだ。
平日の5日間、高校に通った。6時頃に帰宅し「ベリータイアード」と言う。そして「一刻も早くシャワーを浴びたい。」と訴える。話の途中で手は当てるもののあくびをし、2日間はそのマイペースな感じにどう接したら良いのか分からなかった。

しかし、だんだんと距離の取り方を学び完璧ではなくても伝わる会話に恐ろしくも変な自信がでてきた。へんてこ英語からでも伝えたい気持ちがあれば以心伝心することに気付かされた。

私が好きな田んぼ道にベラが歩く姿は美しく、過ごした時間は一生の宝物となった。(新外部ライター 209 大学生 商経科 2回生)記 


2023.09.07
どこからか
9月に入ったにも関わらず日中の陽射しが強く、枚方市駅までの自転車での通学が一向に心地よくならない。しかし、夜になると鈴虫が鳴き、木の葉も緑々しい緑色からどことなく色褪せた緑色に変化してきている。
先日、スーパーでレタスを買おうとした際、てんとう虫が付いているのに気が付いた。じっとしているてんとう虫をビニールの袋に入れ、枚方市駅の近くにある意賀美神社の下にある広場に逃した。
今日も同じスーパーでレタスの山をしゃくとりむしが歩いていた。よほど新鮮なのであろう。てんとうむしと同じ広場に逃してあげた。                                     

秋には紅葉が美しい広場。以前からオブジェには気づいてはいたが、タイトルが「マララの鉛筆」であることを初めて知った。
「すべての子に教育を」と、立ち上がりタリバンに撃たれ、15歳だったマララさん。調べてみると現在は24歳になり昨年ご結婚されていた。
祝福の気持ちで胸がいっぱいになった。(新外部ライター 209 大学生 商経科 2回生)記                   


2023.08.23
枚方市から京阪電車に乗れば、京都にも大阪にも比較的出やすい。電車を利用する大半は美術館へ行く時だ。
先週も中之島美術館で開催中の「民藝」展へ出かけた。淀屋橋で下車し、美術館まで川沿いを歩いた。
手仕事によって作られた民藝品からは温かみが伝わりもはや芸術品のようであった。

衣食住とテーまで分かれている展示の仕方も面白かった。

毎回、お土産ショップでハガキを買い近くの喫茶店で大切な人に手紙を書く。作品についての感想や近況報告など。日頃から財布に切手を持ち歩いていると便利である。
近くのポストを探すが見当たらず、枚方まで持って帰ってきてしまい結局、近所のポストから出すことも度々ある。                 

ポストに手紙を入れるその瞬間が私は好きだ。
四角いポストが多い中、私が1番好きな丸いポスト。

いつの時代も赤いポストがある風景には夢が詰まっていると思う。(新外部ライター 209 大学生 商経科 2回生)記 


2023.08.09
8
月に入り日中は40度近くまで気温が上がり、うだるような暑さが続いている。
夕方になり少し気温が下がったので散歩をした。意外に湿度が高くサウナのような空気で少し歩いただけで汗をかいた。
そんな中、ふと空を見上げると虹が出ていた。どこかで雨が降ったのか。
快晴なのに虹を見つけられ、ラッキーだった。
歩いていると、どこからかツクツクボウシの鳴き声が聞こえた。
子どもの頃、ツクツクボウシが鳴くと夏が終わると聞かされた。手付かずの膨大の宿題を前にそれでも夏はまだ終わらない!と信じ遊び呆けていた。そして毎年、宿題が終わらないと泣いていた。

この暑さではさすがにまだ夏は終わらないとは思うが道端には暑さを乗り越え綿毛を飛ばすアザミや、早朝に咲くであろうアサガオをみつけた。

季節の移り変わりを敏感に察知できる力を備え持っている虫や植物たち。
厳しい暑さの中で生きる生命力に心惹かれ、励まされた。(新外部ライター 209 大学生 商経科 2回生)記 


2023.08.08-2
一昨日(8月6日)は広島に原爆が落とされた日。
朝、815分に近所のスピーカーから「黙祷」のアナウンスが聞こえ、黙祷を捧げた。
その後、枚方市に出た。日差しが強く朝から気温が上がっていた。
78年前の広島でも暑い夏の朝をいつもと同じように人々は過ごしていたのだろう。
しかし、一瞬にして尊い命が奪われた。
86日の朝はいつも胸が痛む。
夕方、帰宅途中に煙突山によった。

戦時中、砲弾などの兵器火薬を製造していた場所である。
危険極まりない作業を多くの学徒が爆弾や砲弾に火薬を詰める作業を昼夜関係なく終戦まで国家のために働いていた。大半が大阪空襲で家を失った女学生たちだったそうだ。

彼女たちの戦争体験を無にしない為、非戦の願いを込めて石碑も建立されている。
戦争は遠い昔の事では無い。今も世界中には戦争によって沢山の人が亡くなっている。

平和な世の中と、核兵器なき世界の実現を願う。(新外部ライター 209 大学生 商経科 2回生)記 


2023.07.27-3
実りの秋に向けて
自転車で走っていると道に栗が落ちていた。
それで写真を撮り、どこの栗の子かと辺りを見回すと栗の木を発見した。

暑さに負けず実りの秋に向けて準備をしていた。

先日は川の横の土手にいちじくの木をみつけた。何度も通っている道なのに、実り豊かないちじくに初めて気づいた。
母の好物であるいちじくを身近で、しかも無意識のうちに豊年満作の環境であるという情報を帰宅し、すぐさま話した。
驚くことにすでに知っていた。
母が言うには食べ頃に見に行くときれいさっぱりとすっかり収穫済みらしい。しかも私が気付く位だからあと30人は知っているだろう。
とまで予測された…。(微妙に不満。)
先日、東京のとある小学校が屋上で農作物を植え、育てて収穫したと新聞の記事で読んだ。「失敗を繰り返しながらも収穫でき喜びもひとしお」とあった。
こういう小学校が増えれば良いのになぁ。と感じた。(新外部ライター 209 大学生 商経科 2回生)記 


2023.07.25-2
見つめる先は 
夏の花と言えば、ひまわり。
枚方市からの帰り道に田畑の中に咲くひまわりを見つけた。
子どもの頃に、びっしりと詰まった種を付け、くびを垂らして立っている背の高いひまわりの姿を見て儚さと同時に生命力のたくましさを感じたことがあった。そんなことを思い出した。小学校だったか、近所だったか…。

今の子どもたちはひまわりを身近に見ることがあるのだろうか。
咲いている花に目を向けたり、空を見上げたり、
風の匂いを感じたり、暑いながらにも気忙しく生きている虫たちに目を向ける心の余裕や時間があるのだろうか。

周りの大人は今の時代を生きる子どもたちにもそういった時間を大切にしてあげて欲しいなぁ。と、ふと思った。(新外部ライター 209 大学生 商経科 2回生)記 


2023.07.04
下半期スタート
七月に入った。
一年の半分が終わり、時の速さに驚く。
今日は父の誕生日だったので行きつけの花屋で花束を作ってもらった。

道端の草花とはまた違った美しさがあり上品に凛とした佇まいで並べられた花々。見ているだけで明るい気持ちになる。
T -SITE
の中にあるヴェルデキオスコという花屋さん。
変わった花や珍しい花が多く、眺めているだけでも楽しい。季節によって花の色の移り変わも感じられて、洗練された美しさを感じさせるお店である。
仕上がった花束にはくじゃくの羽がついており、おしゃれにアレンジされていた。

帰る途中に野村呼文堂の前にバケツに入った笹が置いてあった。
「ご自由にどうぞ。」と、書いてあったので一本頂いた。地元に密着した書店ならではの四季を感じさせる粋なサービスに感心させられた。
早速帰宅して父の健康を祈り、短冊に願い事を書いた。(新外部ライター 209 大学生 商経科 2回生)記 


2023.07.01-2
カラスも口開く暑さ到来
家でレポートを仕上げようかと机に向かったが暑くて集中力が続かないので、図書館の自習室へと出かけた。
幼い頃から通っている枚方市立香里ヶ丘図書館。数年前にリニューアルオープンしてからあまり馴染めずにいる。
外観はまるでコーヒーメーカーかのよう。
1階の自習スペースは窓辺にあり、クーラーが快適であった。
午前中から図書館を利用している人は意外と多く、ゆっくりとした時間が流れていた。

お腹が空き、2階から直結している公園でパンを食べた。なんとも暑い。
途中で、2羽のカラスに出会った。閉じ忘れたかのような口がおちゃめだった。
先日まで庭の巣箱で子育てをしていたシジュウカラも時々、まるで口呼吸をしているかのように木にとまっていることがあった。その光景がおかしくて調べてみると「体温調節の為」とあったのでカラスも同じであろう。
一足早い夏を思わせる昼下がりであった。(新外部ライター 209 大学生 商経科 2回生)記 


2023.06.26
雨の日や まだきにくれて ねむの花  与謝蕪村
先日、天の川沿いに車を走らせていると、川沿いにネムノキをみつけた。
まるで菊花火のような花。
車を停める場所が見当たらずその日は撮影できなかった。翌日にはゲリラ豪雨が降り、次の日に、気になっていたネムノキを目指し自転車で出かけてみた。
雨の日や まだ気に暮れて ネムノハナ と、詠んだ与謝蕪村
やはり前日の雨で花がしおれてしまっていた。かわいらしさのピークは過ぎてしまったが、雨に耐え木に残っていたネムノキを撮影した。

 

ネムノキをみつけた同じ日に、川を挟んだ向こう側に薄紫色の花をつけた木をみつけた。
助手席に座っていた母がセイヨウニンジンボクと教えてくれた。
せっかくなのでそれも見に行ってみた。
大きなセイヨウニンジンボクの木。うす紫色の花が爽やかでかすかに良い香りがした。虫たちも集まっていた。

天気が変わりやすい梅雨の時期。 終わりかけの田植えの田んぼの水面にそんな空模様が映し出されていた。(新外部ライター 209 大学生 商経科 2回生)記                                      


2023.06.20
『君の名は。』
いつものように自転車を庭に停めていたら、ふとその横で小さな花がかすかに動いたように感じた。
植え替えをしようと思いながらもほったらかしにしていたパンジーのプランター。
その中を何か動いたように思えた。今までに感じたことのない小さな小さな気配。
よくよく見るとやはり白い小さな花が動いていて花の妖精を遂にみつけたか!と、思った。
驚いたことにその正体は調べてみるとハゴロモの幼虫だった。

えっちらおっちらと歩く姿も可愛らしく長い時間座り込んでその姿を観察していた。
(画像をお見せできないのが非常に残念。)
懸命に歩く姿が神秘的で擬態の凄さを知った。

翌日は紫色の花にとまる虫を見つけた。羽の色が赤紫色をしていて、とまった瞬間を見なかったら気づけなかった。

夜には水玉の透かし模様がおしゃれな虫もみつけた。
雨上がりに出会えた小さな虫たち。驚きと発見に心躍らされた。(新外部ライター 209 大学生 商経科 2回生)記


2023.06.13-2
梅雨空が続いているが、昨日は久しぶり晴れた。
T-SITEに行こうと思い、枚方市駅の改札を出て歩道橋を渡った。ぶらりとして同じ道から枚方市駅に戻る途中、オブジェを見た。何度も通っている為、その存在には気付いていたけれど。

今日は、心や時間に余裕があり、作品にあてられた自然光の具合も良かったのか、初めて作品の魅力に気付かされた。
-緑と文化とふれあいのあるまち、枚方-
と記されてあり、枚方の文化かぁ。
なんだろう。と、歩きながら考えた。
菊人形?と京街道枚方宿?くらわんか船?王仁博士?などと色々思いついたが、どれも中途半端でそれをいざ伝えるとなると曖昧すぎてまだまだ枚方愛が足りないなと反省した。

この街の風景の記事を書く上でも、枚方の文化を知り、それを伝えられたらもっと楽しいだろうなとも思った。
これまで日常に風景化とされていたオブジェから考えさせられる時間をもらった。(新外部ライター 209 大学生 商経科 2回生)記


2023.06.02
雨ニモ負ケズ
1日から6月。
梅雨入りし、低気圧に影響される私の頭痛はピークである。そんな中、大学に向かった。市営の駐輪場に自転車を止め、気が向かない中、駅まで歩いているとどこからともなくかすかに甘い香りがした。ふと目を向けるとクチナシの花が咲いていた。雨が上がり、せかせかと道行く人の傍らに咲くクチナシの花。
かすかな香りに反応できた自分の冴えている五感に意外と元気なんだなと感じることができた。

夕方、T-SITEに寄り2階の通路を歩いていると絵が飾られていることに気付いた。
照明に当てられた絵に惹かれ、鑑賞した。
障害を抱えている人たちが描いた絵。
どれも力作揃いでエネルギッシュであった。

作品に使われている紙は星田商店街の「紙好き交流センターひかり」で作られている手すき紙だそうだ。紙を実際に触れるコーナーがあり、紙の温かみを感じることができた。 絵からパワーをもらい帰宅した。(新外部ライター 209 大学生 商経科 2回生)記


2023.05.29-2
天の川の流れる町
枚方市からの帰り道、自転車で天の川沿いに走った。信号で停まり何気に橋の下を見下ろすと天の川には透き通った水が流れ、川底が見えていた。

陽射しできらきら輝き、風でゆらめく川面の姿をしばらく眺めていた。
以前夏休みに「水辺の学校」というイベントに参加したことがある。その時に天の川の水質調査をし水辺の生き物を観察した。想像以上に多種多様な魚たちに出会い無我夢中で網を使って捕まえた。天然のメダカが住んでおり、天の川の水の美しさを知った。
そんなことを思い出した。

再び自転車を漕ぎ初詣で行く神社の前を通った。
神社の掲示板に貼られた言葉に心奪われた。
昔から大好きなドラえもん。
なんて力強いドラえもんの言葉。
コピーされた物が境内に置いてあり、もらって帰ってきた。
帰宅し満足気に母に見せると、大山のぶ代の声で読み上げてくれた。
なぜだか、一気に感動が薄れた。(新外部ライター 209 大学生 商経科 2回生)記


2023.05.25-2
パワーみなぎる地元野菜
枚方市駅からの帰り道、バス通りから一本中の道に入ると田んぼの道に繋がる。
この道は高校の時によく通っていた思い出深い道。
連休前にはレンゲの花が一面に咲き、まるでピンクのじゅうたんのようだったが、田植えの時期に合わせ、土が掘り起こされていた。

途中でこの畑でできた野菜を売っている小屋を見つけた。旬の野菜が並んでいたので許可を頂き撮影した。
畑で収穫されたまるまるとした新玉ねぎは150円!
どの野菜も新鮮で自然の恩恵を受け育った野菜からは不思議とパワーがみなぎっているように感じられた。
親子連れで自転車で野菜を買いに来ている客さんもいて、ほのぼのとした空気が流れていた。

山之上のバス停から一つ入ったこの道は、田畑があり四季折々の風景が楽しめる昔から私が大好きな場所。
5月の風を受けながら爽快に自転車で走った。(新外部ライター 209 大学生 商経科 2回生)記


2023.05.18-2
バンザイする花
バスを待っている間に花壇に風で揺れている花に目が入った。「まるでバンザイしているようだな。」と思った。
背の高い茎についた小さな花が、風にゆらゆらと揺れ、枝分かれした茎の先からはまるで小さな手のように花がついていた。それがなんとも可愛らしく面白くて見入ってしまった。

花壇には様々な変わった種類の草花が植えられており、バスを待っている間、眺めていた。
ただ花を眺めに来ているお年寄りもいて、ちょっとした憩いの場でもある。
手入れが行き届いたこの花壇は定期的にボランティアが活動されており、ボランティアを募っているチラシが貼られていた。

花の蜜を吸いにきた蝶、交信しているかのように鳴く子育て中の鳥の鳴き声。バスを待っている間に色々と発見した。しばらくして、緑の中に映える京阪バスがきた。(新外部ライター 209 大学生 商経科 2回生)記


2023.05.10
雨上がり
( 日曜日
の ) 枚方市は集中豪雨。
ざんざか ざんざか 地面を叩く雨音で何度も目が覚めた。怖いぐらいだった。
月曜の朝は雨がやんでいたのでラッキーだった。昨日使った傘を庭に干して自転車に乗ろうとしたら、隣りのおばさんが2日分×3人分の洗濯物の間から顔を出し「もう、降らないかしら?出かけるんだけど。」と心配そうに曇り空を見上げ、話しかけてきた。「大丈夫でしょう!」と、直感だけで言ってしまった。そんなことを反省し学校に向かった。

昼過ぎに学校が終わり帰宅する途中で青い紅葉の中に日光に照らされ赤く輝く種をみつけた。
プロペラとも言われている紅葉の種。
久しぶりに見た。

近所の紅葉の木にも目をやるとこれまた大きな種がついていた。
もみじの葉に少し恥ずかし気にくっついている種がかわいらしく思えた。
家に着くと隣の家の洗濯物たちが気持ち良さそうに風に吹かれていた。(新外部ライター 209 大学生 商経科 2回生)記


2023.05.08
雨の日の出会い
天気予報では連休の後半からは雨マークが続いていたのに、今までの皆の我慢へのご褒美かのように規制の無い連休を楽しむべくが如く晴れた。
今日は、連休中の雨雲がまとまったかのように朝からどしゃぶりの雨。昼過ぎに弱雨になったので枚方市駅から枚方公園までの旧街道を歩いた。久しぶりに歩いていると新しくカフェや雑貨屋がオープンしていた。何よりも驚いたのは有名な氷屋さんが改装されていたこと。
道の途中で1枚の広告に出会えた。しかもラスト1枚だった。今日の雨で紙が湿っていて少し雨に濡れたせいもあり帰宅したらこのような状態であった。
ともあれ、文章を書くことが好きなのでライターになった気分で記していきたいと思う。(新外部ライター 209 大学生 商経科 2回生)記