記者No.212


新外部ライターの記事

(大学生 商経科 2回生)記


2024.07.24
夏は夜
気分が落ち込んだ時、夜を歩く。
先日も色々とあり、梅雨明け間近の蒸し暑い夜を歩いた。
9 時頃、近くのスーパーはまだ開いていたので買い物をし外に出た。店内との気温差を感じながらも香里ヶ丘のけやき通りのけやきを見上げると、微かな風が吹き、木の葉が揺れていた。葉を照らすマンションの光りがちらちらと動く姿を見てアートだなと思い、スマホで撮影した。
日暮れが遅い夏。
最近は殺人的な暑さで日中の外出もなかなか辛い。
日中の暑さが少し和らぐ夜。
ひと昔とは違う令和時代の「夏は夜」を見つけられるかもしれない。(新外部ライター 212 大学生 商経科 2回生)記


2024.07.18
川原町商店街
先日、鰻重を買いに川原町商店街に行った際、せっかくなので川原町商店街のアーチの写真を撮ろうと何気にアーチを撮影したところ、その絵がミロコマチコさんが描かれた物だと気付きテンションが上がった。
一瞬、ミロコマチコ風なのかと目を疑った。
今にも雨が降りそうな天気だった為、看板が見えにくく印刷なのかとも思ったがよく見ると絵の具が垂れた部分もありどうやら実物らしい。
枚方出身のミロコマチコさんはダイナミックかつエネルギッシュな絵が魅力的で一度、大きな紙に絵を描く姿を見たことがあるが独特な色彩感覚に圧巻させられた。

アーチの裏側は更に暗くきちんと見れなかったので帰宅してから調べてみた。
このアーチ、表と裏で絵が違い、更にはミロコマチコさん作だった。

アーチには「カワセミの昼」と「カワセミの夜」というタイトルがつけられていた。                                     

「のとや」から見上げたツインタワーも印象的だった。(新外部ライター 212 大学生 商経科 2回生)記


2024.07.15
「鰻彩 のとや」
先日、父の誕生日だったので暑い夏に向け、精をつけてもらおうと枚方市の川原町にある「のとや」に鰻重を買いに行った。
毎年、何かしらプレゼントを渡してはいるが、鰻重は初めて。
鰻と言えば「のとや」と噂では聞いていた。
枚方市のT–SITEの近くにある川原町商店街にはなかなか足を運ぶ機会は少ないが昔からある呑み屋と新しいオシャレな店が融合された商店街だ。

予約をしていたので時間に鰻重を取りに行くと狭い店内は満席。
店内は鰻を焼く匂いで充満しており、お客さんが食べている鰻重がなんとも美味しそうだった。
夕飯に購入した鰻重をプレゼントし、残念なことに私は予定がありその後出かけた。
タレの色をしていたご飯には驚いたが、見た目からは想像できないご飯の味付けに驚いたらしい。母が撮った写真からだけでも美味しさが伝わってきた。次回はお店のレポートも兼ね、鰻重を完食したい!(新外部ライター 212 大学生 商経科 2回生)記


2024.07.04
縁側カフェ「草樹庵」
先日、友達と枚方市の釈尊寺にある縁側カフェ「草樹庵」に行ってきた。
以前、自転車で通った時に看板をみつけ、そのまま細道に入りどんな所かとのぞいてみたが、古い大きな家の昔ながらの扉をくぐり中に入れば古民家を改築した造りになっていて、雰囲気も良く、期間限定でランチやカフェを提供しているお店だと知った。
冬場は杵でついたつきたてのお餅が食べれるそう。  
そんな情報だけを知りながらも、なかなか行けずにいたが、ようやく念願叶って友達と行くことができた。

縁側は2人掛けの椅子と机が2セットあり、どちらも既に座られてしまっていた。和室の応接間らしい部屋も人が多く、窓辺から庭が見える席に並んで座った。

大きなお庭が見渡せて、素敵なロケーションだった。
自家製の野菜を使ったこだわりランチプレートも美味しかった。
季節が感じられるお庭を眺めながら、田舎に来た気分でランチが楽しめる隠れ家的なお店だった。(新外部ライター 212 大学生 商経科 2回生)記


2024.06.22-2
Hirakata Woven
枚方市駅から芸術文化センターに向かっていると駅前開発が進み、新しい建物が完成していた。

まだその周辺は工事中だったが旧長崎屋の付近が明るく生まれ変わっていた。 「Hirakata  Woven」という建物の名称だった。
外観はなんだか少し、T-SITEに似てなくもない。どんな店舗が入るのか楽しみだ。

芸術センターに着くと、建物の周辺は緑が豊かで、椅子に腰かけてお弁当を食べようとしたが、今日は曇り空で蒸し暑く、断念した。
梅雨入りを待ち望んでいるかのように紫陽花が咲いていた。(新外部ライター 212 大学生 商経科 2回生)記


2024.06.18
アゲハチョウ
昨日から暑い日が続いている。
暑さについていけず体がだるい。
まだ6月なのに、この暑さ。今年の夏はどうなるのか。
夕方になり、少し涼しくなったので庭の草木に水をあげていると、どこからかアゲハチョウが飛んできた。モッコウバラの葉に止まり、しばらく、飛び去ろうとせず羽を休めていた。かすかに羽を広げたり閉じたりし、まるで呼吸しているかのようだった。

時々、庭で出会う生き物たち。
厳しい自然界を小さな体で生き抜いている。
華やかなイメージを持つチョウの世界。ヒラヒラと飛ぶ美しい姿の一方で休むことも忘れない。
気温や気候を敏感に察知し、いち早く対応できるようアンテナも巡らせているのであろう。
木陰で一休みしたアゲハチョウは再び大空を飛び立っていった。(新外部ライター 212 大学生 商経科 2回生)記


2024.06.11
カタツムリ
先日、雨上がりの庭でカタツムリをみつけた。
久しぶりに見たカタツムリ。珍しく、しばらくかがんでじっとその姿を観察していた。
写真映えするようにと、葉に移動を促したが、さすが、かたつむり。
警戒心からか葉に乗るまで、より一層時間がかかった。
手で殻をもち捕まえてしまえば一瞬だが、それには抵抗があり、葉を差し出し、辛抱強くカタツムリ自身に進んでもらった。
  葉の上にようやく乗ったカタツムリ。 ゆっくりと慎重に進んでいく。

ハイスピードな世の中をお構いなしに、スローながらも前に進んでいく。
そんなカタツムリを見習い、焦らずゆっくり、前を向いて進んでいきたい。
当のカタツムリは次の葉に向かいぐーんと体を伸ばし、マイペースに次の葉をみつけ進んでいった。(新外部ライター 212 大学生 商経科 2回生)記


2024.06.08
体育祭
先週に予定されていた枚方高校の体育祭。あいにくの雨で延期となり4日に開催された。
午前の部の途中から観に行ったが、運動場に入ると、大音量で曲がかかる中、選抜リレーが始まっていた。
運動場を猛スピードで走る生徒たちの姿に圧巻された。
生徒だけでなく先生のチームもあり、手加減なしの真剣勝負が繰り広げられていた。
勝ち負けにこだわらないことが求められる時代の今、珍しい光景で、本気で走る先生の走りに歓声が沸いた。

どの学年も赤青黄緑の四つに分かれ、自分の団を一生懸命に応援する姿はまさしく青春。
青空の下、熱気に溢れた体育祭。高校時代を懐かしく思った。(新外部ライター 212 大学生 商経科 2回生)記


2024.06.06-2
96回枚方フィルハーモニー定期演奏会
今日は毎年、年に2回開催される枚方フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会だった。
年に2回の演奏会を行くのを楽しみにしている。
無料でオーケストラが聴け、なんとも贅沢な時間である。
2時から開演だったので1時半頃に会場の総合文化芸術センターに着いたが満席状態だった。
受付で渡されたプログラムに、今年で創立70周年を迎えたと書かれていた。

毎回、配布されるプログラムも演奏される曲紹介が細かく書かれており、独自の解釈が面白い。
70年の間には一時は団員数が減り継続が危ぶまれられる年もあったそうだ。
現在は70数名が所属し、以前よりも若い方が増えたように思えた。
前半は枚方フィルの歴史を様々な作曲家の音楽で振り返るオムニバスステージ。後半はチャイコフスキーの交響曲第5番。
迫力ある演奏に心身が整い、祝日の無い6月を頑張れそうだ。(新外部ライター 212 大学生 商経科 2回生)記


2024.05.31
桑の実
いつもは車で通る道を自転車で走った。
一方通行の細い道。
車道の横を走っていると、桑の木をみつけた。
桑の実がたくさんなっていた。
まだ赤い実が多かったが、熟して黒紫色になっている実もあり自転車を止め、もぎ取った。
フェンスの向こうは川になっており土手の斜面は急勾配で行くことができない。
檻にいる動物が餌をもらうかのようにフェンスの間から手を入れて、もぎ取った。
そこまでして…。とも思うが、最近は滅多に出会うことが無い自然の恵み。
美しく陳列されたフルーツ以上に、野生の桑の実の方がなんだかパワーが漲る気がする。

頑張って収穫し、洗って食べた。
おひさまの陽射しをたっぷりと浴びた桑の実は甘くてちょっぴり酸っぱい味がした。
その近くのバス停は「桑ケ谷」という駅名がついているので、この辺り一体は昔はたくさん桑の木が見られたのかもしれない。(新外部ライター 212 大学生 商経科 2回生)記


2024.05.15
京阪園芸
日曜日は母の日だったので、枚方パーク近くの「京阪園芸」を見に行った。
以前から知っていたものの中に入ったことは無く、最近、友達に誘われ2回目の来店。

中は広く、所々にガーデニングの一例のようなスペースがあり見ていて楽しい。  
今の時期、散歩をしていてもよく見かけるバラが花盛りだった。
バラの種類もたくさんあり、優雅な気持ちになった。
バラの絵を描く講座も開かれていた。
我が家の小さな庭でも季節が感じれるガーデニングに挑戦してみたいなぁ。と、時間を忘れ見入ってしまった。

どの植物も生き生きとしている。よく見るとレモンの木の葉の上で擬態している幼虫もみつけた。
小学校の理科の時間に勉強したことが思い出された。実際に見るとまさしく鳥の糞。よく化けているなと感心した。
ガーデニングの夢が広がり、植物に癒されるお店だ。(新外部ライター 212 大学生 商経科 2回生)記


2024.05.13
「夕方のおかあさん」
日頃、ラジオを聴くことが多い。 特に「弾き語りフォーユー」はピアニストの小原孝さんがジャンルを問わずアレンジを加え視聴者のリクエストに応えてくれて楽しい。
先日は「お母さんに因んだ童謡」のリクエストだった。「お母さんに因んだ童謡」と聞いても恥ずかしながらすぐに思い出せたのは3曲程だった。

「夕方のおかあさん」という童謡も初めて知った。歌詞が気になり調べてみると動物のお母さんたちが夕飯ができたと、外で遊んでいる子どもを迎えに行くという童謡ならではの温かみある歌詞だった。  
その日の夕方、家の庭の木で鳴いているスズメを見つけた。柔らかい羽毛から子スズメだと分かった。迷ったのか、ピーピーと飛び立とうともせず鳴き続けていた。しばらく見守っていると、どこからかチュンチュンと鳴きながらスズメが迎えに来た。まさかのリアル「夕方のおかあさん」?!に動揺した。

(新外部ライター 212 大学生 商経科 2回生)記


2024.05.04
田宮のれんげ畑
以前も紹介したこの道は思い出の道。20
四季を感じられ、風を切り自転車で走ると爽快だ。
バス通りから一つ中道に入った田んぼ道。
今の時期は一面れんげが広がっている。
以前は少し離れた場所にも同じような場所があり、幼い頃に、そこで家族でれんげを摘んだ思い出がある。
そんな昔の思い出を懐かしく思いれんげの花を摘んだ。

今も昔も花を渡す相手は母だ。
道端で花を摘んでも母に渡したら喜ぶ。
そんな思いに溢れ、花を摘む。
れんげでいっぱいの田んぼの横で耕運機が稼働し、田植えに向け準備をしていた。
無惨にも掘り起こされたれんげ畑。
しかし、れんげ畑は化学肥料を与えず窒素分を田んぼに供給することができると言われている。
れんげを肥料としてできるれんげ米。
今年も秋には黄金色の稲が輝いているであろう。(新外部ライター 212 大学生 商経科 2回生)記


2024.05.02-2
ワタシの知らない世界
自転車駐輪場へ向かう途中、岡本町公園に沿って囲まれたフェンスの下に雑草が生えていた。私の腰下ぐらいまで石垣が積まれ、その上の土の部分に雑草が生えておりなんだか気になりながら歩いてると不思議な世界が広がっていた。  
虫眼鏡が無いと分からないサイズ感。よーく見るとどうやらナガミヒナゲシらしい。
花が散った後のその姿はまさにまち針。

本来ならば地上約23cmの高さの世界。道路にねっ転がり目を凝らして見なければ気付けない。
偶然にもその世界を目の当たりにした巨人の私は驚きと同時に深く感動してしまった。
スマホで撮影しても小さな小さな世界観は全く伝わらない。
アリエッティがこの道を歩いたならば花咲く道であろう。一寸法師なら、分け入っても分け入っても先が見えない森であろう。
地上数cmの中に完成された世界を初めて間近で見て、ガリバーの私はすっかり魅了されてしまった。(新外部ライター 212 大学生 商経科 2回生)記


2024.04.22
消えゆく公衆電話
先日、ラジオを聴いていると、公衆電話の話が流れてきた。
年々街中から消えており、今では、80%の小学生が実際に使ったことが無いそうだ。
そもそも、「スマホを個々が持ち歩く時代に公衆電話は要らないのではないか。」と、思われがちだが、災害時にスマホが使えなくなることが起こり得るため、公衆電話の使い方を小学生に教える機会をつくってほしいという内容だった。
それを聞き、「確かに。」と、思った。 枚方市駅付近にも昔は公衆電話がたくさんあったと記憶している。しかし、年々撤去され、公衆電話を意識して日常歩いてもいないため、枚方市駅付近のどこに公衆電話があるのかを知らない。
急に近所の公衆電話に会いたくなり、見に行ってみた。
つつじの花が咲き始める中、公衆電話のボックスは今日もひっそり佇んでいた。(新外部ライター 212 大学生 商経科 2回生)記


2024.04.14
桜咲く中央公園
日曜日(先週7日)はよく晴れて、お花見日和だった。
夕方、母と近所の中央公園に出かけた。
天気予報では明日から雨なので桜も見納めであろう。
今年は桜の開花が遅く、ようやく咲いたと思ったらもう散りはじめ。
風が吹くとひらひらと桜の花びらが舞っていた。
グラウンドでは野球少年が練習をしていた。
カキーンと響くバットの音。球を懸命に追い、ナイスキャッチ!

明日から新学期。そして新学年が始まる。
長い休み明けの登校に気乗りしない子もいるであろう。
それでも日々、新しい毎日がやってくる。
大人になって思う。子ども時代の経験や体験がどれだけ貴重であり、大切であるか。
子ども時代を思う存分楽しんでほしい。
野球少年の背中を見ながらそんなことを考えていた。

帰る頃には桜色をした夕焼け雲が広がっていた。(新外部ライター 212 大学生 商経科 2回生)記


2024.04.08-2
夕焼け空の枚方大橋
購入した18 きっぷを利用し、明石まで出かけた。
JRの高槻駅から新快速に乗る予定だったが、間違えてJR茨木駅行きのバスに乗ってしまった。
枚方公園口のバス停で待っている時、最初に来た阪急高槻駅行きのバスを見送った。それで、その後に来るバスはJR高槻駅行きだと思い込み、スマホ片手に確認もせず乗車してしまった。
すると、まさかのJR茨木駅行き
焦っても仕方がないので、茨木駅までの道のりを楽しむことにした。立派な桜並木が続く道があり、その横には川が流れていた。
「また自転車で見に来たいな。」などと思いながら想像以上に長い駅までの道のりを景色を眺め心落ち着かせた。
電車に乗れば意外に明石までは近く、レンタサイクルをし明石観光を楽しんだ。
帰りは高槻駅から、バスに乗った。
バスを降りると、夕焼け空の中家路に向かう車混雑する枚方大橋が美しかった。(新外部ライター 212 大学生 商経科 2回生)記


2024.04.05-2
春のツリー
新生活が始まる4月。 期待と不安が入り混じりながらも春を待ち侘びた草花に背中を押される。そして、少しずつ新しい生活になれていく。そんな時期だと思う。
とりわけ桜は誰もが心待ちにし、テレビでは開花宣言まで伝えられる。桜の人気ぶりが伝わる。確かに桜の花は美しい。冬芽は寒い冬を耐え凌ぎ春が近づくに連れてだんだんと膨らみ始める。夜、桜の通りを散歩していると、ちらほらと桜が咲き始めていた。                                       

通りの横のマンションのこぶしの木は満開だった。
下から見上げると、それはまるでクリスマスツリーのようだった。「子どものころ、冬眠から目覚めたくまがこぶしの花を食べる話があり、大好きだった。」と、一緒にいた友達が教えてくれた。
白いこぶしの花は夜の闇の中、より一層美しかった。

(新外部ライター 212 大学生 商経科 2回生)記


2024.04.01-2
蚤の市
今日31日(日曜)は日差しが強く気温がぐんぐんと上がった。朝、薄手のコートを羽織って出かけたが、それでも歩いていると暑くて脱いだ。
枚方市のニッペパークで第1回蚤の市が開催されていた。
晴天の中、たくさんのお店が出店しており、人で溢れかえっていた。

アンティークのお皿や生地、ポストカードなどが時代を越え、まさに今、この枚方のニッペパークで売られている。陳列された物たちはこの令和時代をどんなふうに思うであろう。
燦々と降り注ぐ太陽の光に当てられ、古い道具たちがより美しく見えた。
特に北欧のガラスの輝きにはうっとりと見惚れてしまった。

100円ショップで何でも手に入り、大量生産で物に溢れた時代。わざわざ年期の入った木の箱や小道具を買い求めてしまうのは、一つひとつの道具が放つ年数を重ねたからこその味と、人を惹きつけるパワーからなのだと思う。
外国の雰囲気も漂うセンス良い蚤の市だった。(新外部ライター 212 大学生 商経科 2回生)記


2024.03.31
冬から春へ
今日、出掛けようとしたら、家の前を灯油の販売をしにきたタンクローリーが通り過ぎた。
「今年最後の灯油を販売しにきました」というアナウンスを聞き、ついに石油ストーブのいらない春がやって来るのだと思った。
毎年のように灯油の販売にくる車は見かけていたが、今までの車はタンクローリーではなく小さな小型タンクローリーだった。
家の前の坂道を馬力を出して走るエンジン音。
雪やこんこ〜 あられやこんこ〜
のメロディーに合わせて登場し、甲高いおばちゃんの声で「灯油の販売にまいりました。1リッター円 円」と親切にも繰り返しアナウンスされる。録音された声がスピーカーから鳴り響く。
日暮れ時に、煌々と照らされた車は、冬の風物詩だった。最近はその小型タンクローリーを見かけなくなった。
暖冬の冬とはいえ、我が家ではやはり石油ストーブが活躍した。
そんなことを考え庭の木に目をやると新芽が一斉に芽吹いていた。(新外部ライター 212 大学生 商経科 2回生)記


2024.03.20
イソヒヨドリ
今日は、朝から暖かく一気に春が到来したかのような気候だった。布団を干していると美しい鳥の鳴き声がした。空を見上げると電線柱に2羽。
イソヒヨドリだった。初めてこの鳥に出会った時、「幸福を呼ぶ青い鳥をついにみつけた!」と興奮した。瑠璃色をしていて、お腹周はオレンジ色をしている。

最近では町中で出会うことも多くなった。イソヒヨドリの鳴き声は美しい囀りが特徴的で、意識すれば必ず出会える。
でも、鳥が鳴いていても「おやっ?」と立ち止まり、耳をすませ、鳴く方を見上げている人は少ない。
たったそれだけの動作で野鳥に出会える機会が増えるが、スマホに夢中で耳にイヤホンをしていれば気付くことはできないし、そもそも何もしていなくても、意識や興味、関心がなければ空を見上げること自体が無いのかもしれない。
そんなことを我関せず、今日も野鳥は枚方の町にたくさん飛んでいて、春になる喜びを囀っている。(新外部ライター 212 大学生 商経科 2回生)記


2024.03.08
春よ、来い
3月になり、雨の日が多い。
草花が一気に芽吹くための恵みの雨だと思いながらも、風が冷たく身にしみた。
先週、自転車で走っていると、サンシュユの木に目がいった。毎週のように通る道にあるサンシュユの木。ぐみの実のような赤い実をつけ、秋になると葉を落とす。
枝だけになった木にしっかりと赤い実だけが残ったその姿は面白く、通る度に気になって見ていた。

そんなサンシュユの木の枝に丸く小さな黄色い蕾がついていた。遠くから見ると赤い実と一体となったそのコントラストは、見事にアートであり、美しく思えた。デザイン的にも面白く、しばらく見入ってしまった。
季節の変わり目だからこそ、見つけられる自然の変化を楽しみながら春になるのを楽しみに待ちたい。(新外部ライター 212 大学生 商経科 2回生)記


2024.02.29
梅に鶯
先日、病み上がりに布団を干していると、「ホーホケキョ」とすぐ近くでウグイスの初鳴きを聞いた。
以前は家のすぐ近くに雑木林の丘があり、春になるとそこからウグイスの鳴き声を聞くことができた。しかし、今では新築分譲の一戸建てが建ち並び、昔のようなうっそうとした雑木林の面影は全くない。
一体、どこで鳴いているのだろう。まだ完璧ではない鳴き方ながらもその澄んだ声は病み上がりの身体に沁み渡り何よりの特効薬だった。翌日再び鳴き声を聞き、外に出てみた。二軒先の梅の木の下の枝から見上げてみると、ウグイスをみつけた。うぐいす餅色を想像してたが意外にも体の色は茶色で地味だった。

すばしっこく目で追うのがやっとだったが、スマホでその様子を録画した。梅に鶯。この申し分ない組み合わせは奈良時代、日本最古の漢詩集「懐風藻」に登場するらしい。今も昔も変わらないそのかわいらしい姿をしばらく愛でていた。(新外部ライター 212 大学生 商経科 2回生)記
(編集者より。この原稿は2月19日に212さんからメールでいただきましたが1枚目の写真が縦型のためどう載せようか考えていまして今日のUPになりました。)


2024.02.22
雨のち晴レルヤ
インフルエンザやコロナが猛威を奮っている中、私もその流行りに罹患してしまった。家で寝ていたが春のような暖かい陽射しを感じる日が多かった。本来なら、喜んで外に飛び出し出かけていたであろう。だが、そうもいかずそんな天気を妬んだ。 健康で無いとネガティブになる。だから健康を維持しなければならないのだと改めて感じた。

昨日、ようやく夕方外の空気を吸いに散歩に出かけた。
寒空を乗り越えてきた枝だけの木々が夕焼けの空にマッチして、なんともいえない風景だった。
小さな画面から憧れの北欧の冬景色を見て過ごしていた数日間。
枚方のとある町に住むこの風景もスケールは小さいながらも好きだなと思えた。
(新外部ライター 212 大学生 商経科 2回生)記


2024.02.18-2
梅ほころぶ
暖かい陽射しが降り注ぎ、今日は久しぶりに布団を干すのにぴったりな天気だった。
普段はあまり通らない道の公園の梅の木の花が朝の光を浴び、咲いていた。
白い梅の花の木の間に赤い梅の木が植えられており、一斉に花が咲くと紅白梅。なんともめでたい気分になる。
同じように梅の木の下で写真を撮り、その後、ランドセルを買いに行った記憶がついこの間のように思い出される。
その時は梅の花が満開で笑うと歯抜けの顔だった。

季節は巡る。同じ場所で同じ木を見上げる。
小さい花びらの梅の花がちらほらと咲いている。それを見上げ「かわいいな。」と、思える今日に感謝したい。(新外部ライター 212 大学生 商経科 2回生)記


2024.02.14
シジュウカラ
昨日は、自転車で走っていると風は冷たかったが、陽射しは柔らかく真冬とは違う陽の暖かさを感じた。
バス通りから一本中に入った通り沿いを走っていると「ツッピー ツッピー」と、どこからかシジュウカラの鳴き声が聞こえた。
これは仲間を呼ぶ鳴き声だと気付き空を見上げた。まるで「暖かくなるよ、集合ー!」とでも言っているかのようだった。
昨年、家の鳥の巣にシジュウカラが卵を産み子育てを見守った。毎日観察しているといくつかの言葉をもっていることが分かった。

久しぶりに出会えたシジュウカラは黒い太いネクタイをした雄だった。
その後、大きなミモザの木の前を通った。丸い小さな黄色い蕾がたくさんついていた。
毎年、満開になると見応えがあり、一足早い春を伝えてくれる。
暖かい春がやってくるのは嬉しいが花粉症持ちの私には辛い時期でもある。
ミモザの木の下を通り過ぎ、早速くしゃみがとまらなかった。(新外部ライター 212 大学生 商経科 2回生)記


2024.02.07
立春の空
立春が過ぎ、暖かく
なるのを期待していたが、関東では雪。
枚方も昨日、今日は風が冷たくて寒かった。改めてだんだん春になっていくことを実感した。  
先日、夕方に買い物へ行き、いつも駐車する1階が満車だった為、2階へと誘導された。
「少し遠いなぁ。面倒だな。」と思い、車を降りると目の前のひらぱーの観覧車がいつも以上に大きく見え、夕焼け空と一体となった風景に思わず写真を撮ってしまった。

買い物を終えて、車に戻り再び見た空は少しの時間ですっかりと変わっていた。 時々、広く大きな空を水面のように感じることがある。ふーっと風が吹きその空の水面に薄い雲がゆらりと揺れる。
ある時はさざ波のようにも見える。   
その一瞬に心奪われ、時間を忘れ眺めてしまう時がある。時計を見ると5時半。  
日が長くなり、空はまだほんの少し明るかった。(新外部ライター 212 大学生 商経科 2回生)記


2024.02.05
2
3日 豆まき
先日、買い物をしている時に蹉跎神社で豆まきが開催されることを知った。
寝屋川にある成田山の豆まきは、有名で知っていたが、まさか近くの神社で豆まきとは。
到着すると、すでに境内には人が集まっていた。いよいよ始まるとなると、紙袋を広げ、我こそはとばかりに両手を広げ豆が投げられるのをスタンバイしていた。その大勢の人に紛れ、私もしっかりバンザイしていた。
始まると、なかなか豆が遠くまで飛んで来ず、初対面の神社関係者の方にも関わらず「がんばってー、こっち、こっちー!」なんて叫んで、必死に振り向かせようとしていた。

結果、投げられた豆の一袋をキャッチした。あとは落下した袋を拾い、なんとか五袋ゲットした。
帰宅し、その豆と購入していた豆を合わせ、家族で年の数を食べた。

玄関には鰯を飾り邪気を追い払った。
明日は立春。少しずつ春になっていく自然界の変化はしっかりキャッチし、頑張っていきたい。(新外部ライター 212 大学生 商経科 2回生)記


2024.01.30
枚方カラオケフェスティバル

先日は枚方市芸術文化センターの別館で枚方市主催の「第一回この歌が好き 輝け!枚方カラオケフェスティバル」が開催され見に行った。審査員は枚方に馴染みのある川崎麻世さんや、市のPR大使でシンガーソングライターの方々。

25組の出場者と審査員の方々のステージがあり会場は熱気に満ち溢れていた。歌唱部門、パフォーマンス部門、お笑い部門に分かれており、それぞれが「枚方を感じる曲」を披露しグランプリが決定された。
幅広い年齢の方々がマイク片手に持ち歌を披露し採点の鐘が鳴る。

中でもミュージカル美女と野獣の「朝の風景」を披露したミュージカル好きのお二人は役柄に成り切っており、その世界観にのめり込んでしまった。息もぴったりで何よりも今回のテーマである「この歌が好き!」が伝わるパフォーマンスだった。(記事と写真の許可をもらえた)
来年も開催されたら良いなぁと思った。(新外部ライター 212 大学生 商経科 2回生)記


2024.01.17
どんど焼き
早いもので1月も半ばを過ぎた。
14日に4年ぶりに近所の小学校でどんど焼きが開催された。
掲示板で「豚汁の振る舞いあり」という情報を知ってから、密かに楽しみにしていた。
以前、参加した時は豚汁だけでなくぜんざい、おにぎりも振る舞われていた。吹きっさらしの校庭で食べたぜんざいの優しい味に幸福を感じた記憶が忘れられず、「ぜんざいもあるかも!」と、少し期待しながら玄関に飾っていたしめ縄を持って出かけた。  
校庭に着くと以前のような賑わいはなく豚汁と子ども向けのバルーンアートのワークショップのスペースがあるだけだった。どんど焼きの櫓もどことなく小さくなった気がした。

しかし、いざ点火され煙がもくもくと空に上がってくのを見ていると、年神様が空へ帰っていくのをお見送りし、五穀豊穣や無病息災を祈る日本ならではのこの祭り事に改めて良いなぁと感じた。
帰宅すると上着から煙の匂いが漂った。(新外部ライター 212 大学生 商経科 2回生)記


2024.01.11-2
大きな地震があり、テレビやラジオから流れる報道に心が痛む日が続いている。
お正月が過ぎ、今日から新学期が始まった。
特別なことは何一つなく、繰り返される毎日に時として退屈に思うこともある。
しかし、その当たり前の生活の中にどれだけの幸せが詰まっているのか。
そんなことを改めて考えさせられる。
夕方、散歩に出かけた。撮影した画像を見た時、何気ない一枚から、幸福な時間の流れを感じた。

堺の散歩道でみつけたカラスウリやバラの実。
ただそれを束ねただけでなんだか心が温かい気持ちに包まれた。
一日として同じ日はない日々の生活を大切に、今年も充実した年にしたいと思った。(新外部ライター 212 大学生 商経科 2回生)記


2024.01.10
2024
年はじまる
2024
年は、地震に航空機事故と誰もが予期せぬ事態に深い悲しみと驚き、混乱の幕開けとなった。1日に皆で集まりゲームを大会をしている時に目眩のような変な揺れを感じ、それは長い時間続いた。途中で揺れが強くなり机の下に隠れた。東日本大震災を思い起こすような揺れだった。
揺れがおさまりテレビをつけると津波警報が鳴り響いていた。緊迫した様子が画面から伝わり今までの楽しい時間が一変した。
被災された方々を思うと胸が痛む。
お正月を皆で集まり楽しい時間を過ごしていたであろう。その矢先に起こった地震。
一日も早く少しでも落ち着いた日々が訪れますようにと祈るばかりである。

その日の早朝は、初日の出を見に出かけたがあいにくの曇り空で見ることができなかった。 厚い雲が広がる向こうには微かに太陽の光が感じられた。(新外部ライター 212 大学生 商経科 2回生)記